都内で一番多くステージに立った場所。
沢山の事を教わった場所。
沢山の色んな人と出会った場所。
沢山の色んなバンドと出会った場所。
沢山の色んなお酒を飲みまくった場所。
ジマさんと初めて出会った場所。
大月君と初めて挨拶を交わした場所。
『新宿ACB HALL』
ACB はツアーバンドが沢山集まる場所で、ちょっとピリッとしていてイイ緊張感がある。ブッキングのライブで色んなバンドに刺激を受けて、交流出来てそれをきっかけに遠征する事も出来た。そーやって広がっていけるライブハウスがACB だと思う。
当時ブリキンホテルだったジマさんと出会ったのはACB でのブッキングライブだった。
リハーサルの前に一言挨拶を交わし、なんとなく準備をしていたら「俺金ねぇからノルマ払えねぇわ。貸してくんねぇ?」ってブリキンホテルのメンバーが会話している声が聞こえた。(あぁ、みんな大変なんだなぁ…)って、私は心で思っていた。
ライブを観たら超絶にかっこよかった。
(こんなにかっこいいのに、お金無いんだ…)と思いながら観ていた。
その日をきっかけにブリキンホテルと何度も対バンするようになった。
大月君と初めて挨拶を交わしたのはその数年後、月アカリサイレースのレコーディングが間近に迫っており、ジマさんの加入が決まった後のACB でのライブ後、ホールの階段の所で紹介されて一瞬挨拶を交わした。(仲良くなれるかな…)と思った。
それから間もなく四人でスタジオに入り、イイネ!!ってなって大月君は加入した。
三人でバンドを始めてすぐACB のステージに立つ様になって、四人になって、また三人になって、二人になって、ちょっと三人になって、今の四人になった。
ACB から飛び出して色んな場所に行って、アメをもらって、チョコももらって、毛布をもらって、雨に打たれて毛布がびちょびちょになって、傘をもらって、風が吹いて傘が飛ばされて、晴れの日が来て、毛布は乾いたけどアメもチョコも溶けてなくなって、でもちょっと強くなって。
楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、悔しいこと、目まぐるしい程の10数年の間、チクタクチクタク時間は流れて色んな事があって色んなものが変わっていったけど、ACB というその場所 はいつも当たり前の様にドっシンとそこにあった。そうだ、実家みたいに。
UNLIMITS の内臓の半分くらいはACB なんだ。ACB の遺伝子が流れてる。
もうあのステージに立てななくなるとか、全然実感が沸かないけど…
2013年11月14日はその場所での、多分最後の企画になる。
Qwai は同じ志を持つ、刺激し合えて尊敬出来るシンクロ率の高い大切な仲間。彼らと共にアシベに帰ります。
『夢幻の宴』
アシタノ ココロノ バショ
私達にとって、これからもACBが一つのココロノ在り処であって欲しい。
私達の音が、皆にとって一つのココロノ在り処、場所であって欲しいという想いを込めたイベントタイトルです。
みんなのココロの場所、ココロの居場所になりたくて、私達はバンドをやっています。その場所が私達の居場所だから。
この日はその事を伝える夜だと思っています。
Ashitano
Cocoro no
Basho
ACB で待ってます。
長文、読んでくれてありがぴ。
gun